インビザライン矯正
インビザライン矯正は、アラインテクノロジー社が開発したマウスピース型矯正装置による矯正治療です。世界100ヵ国以上、1100万人以上の人に使用されています(2021年9月時点)。歯科医院で口腔内スキャナーで歯型データを取得し、同社に送信することで歯科医院へマウスピースが送られてきます。
1日20時間装着することで歯を動かして矯正する装置です。
当院では「身体にやさしい・歯にやさしい」治療として金属を使わないマウスピース矯正をお勧めしています。
インビザライン矯正のメリットは次のとおりです。
透明で薄くて目立たない
インビザラインは透明で薄いマウスピースを使用するため、周りの人に気づかれる心配がほとんどありません。従来のワイヤー矯正は、金属色で目立ちやすく、矯正治療を受けていることが周りの人に知られやすいというデメリットがあります。一方、インビザラインは周りの人に知られることなく矯正できます。
接客業や営業、モデルなどの仕事をしているため、目立つ矯正装置を避けたい方にも人気です。
金属アレルギーに対応
従来のワイヤー矯正は金属製のため、金属アレルギーの方が使用できないケースがあります。インビザラインで使用するマウスピースはプラスチック製のため、金属アレルギーの方や金属アレルギーの発症を懸念している方も使用できます。
3D口腔内スキャナーで負担を軽減
インビザラインのマウスピースを作製する際は、3D口腔内スキャナーで歯型データを取得します。従来の歯型の採取では、粘土のような印象材を噛んでいただく必要がありました。嘔吐反射によって苦しい思いをされる方も少なくありません。
インビザラインで使用する3D口腔内スキャナーは、お口の中をなぞるだけで正確なデータを取得できます。嘔吐反射や不快感は一切ありませんので、気軽に受けていただけます。
事前にシミュレーションで治療経過とゴールが見える
3D口腔内スキャナーで取得した歯型データは、コンピューターシミュレーションソフトに取り込みます。治療開始から途中経過、治療のゴールまでの歯の動き方が事前にわかるため、モチベーション維持に繋がります。
様々な症例に対応できる
全世界のデータが蓄積されたインビザラインではシミュレーションの際も症例が多いため、よりきれいな歯並びになりやすくシミュレーションされます。
部分的な矯正治療からすべての歯の矯正まで対応ができます。
後戻り・部分矯正治療
インビザラインには、歯の後戻りや部分矯正に対応したタイプがあります。全体矯正は矯正期間が長いため、気になる歯だけを治したい、できるだけ費用をかけたくない、といった場合もお気軽にご相談ください。
インビザライン・エクスプレス
インビザライン・エクスプレスは、軽度の叢生やすきっ歯、矯正治療後の後戻り、前歯の不正咬合などを対象としたインビザラインです。7ステージ以内の比較的短い期間で治療できます。
インビザラインGO
インビザラインGOは、軽度の不正咬合や部分矯正、矯正治療後の後戻りに対応したインビザラインです。
20枚までマウスピースが作成可能です。
インビザラインGOプラス
インビザラインGo プラスは、従来のインビザラインGoでは対応できない中等度の不正咬合を矯正する治療法です。これにより、治療の選択肢が広がり、多くの患者様が低価格で効果的な矯正治療を受けられるようになりました。
同時にホワイトニングができる
インビザラインに使用するマウスピースにホワイトニングの薬剤を入れると、矯正治療とホワイトニングを同時に行えます。また、ワイヤー矯正のように歯に装置を常に装着していないため、歯科医院で行うオフィスホワイトニングも受けていただけます。
インビザラインは12歳から始めることができます
永久歯が生えそろった12歳頃からインビザラインによる矯正治療を始めることができます。
成人のインビザラインと異なり、子ども専用のインビザラインファーストという専用のインビザラインで矯正治療が可能です。
特に中高生には学校でも気づかれにくいためおすすめな矯正治療法です。